サクシード4WDとタフトのリフトアップキットのお問い合わせが急増中。
現在の状況をレポートさせていただきます。
タフトは試作品が完成。
テスト走行も快調。
ただし、問題が一つ。
フロントのスプリングシートが特殊。
量産品の製作に時間がかかっております。
お問い合わせがあまりにも多いため、試作品と同じものを10月に先行発売”予定”。
ただし、手間がかかり高コストなので数に限りはあります。
正規品の完成を同時に急ぎます。
こちらも以前からお問い合わせが非常に多かったサクシード4WDリフトアップキット。
「2WDと共通ですか?」
というご相談があまりにも多いため、4WD車両を購入して確認。
予想通り2WD用がそのまま装着!
ラッキー!発売開始だ!
と思ったら…
あ… 欠品だった…
すいません、正式発売は10月9日ごろとなりそうです
m(_ _ )m
前後35mmアップ。
リアは微調整可能。
ゴツゴツのオフロードタイヤを履かせたらカッコ良いだろうな。
最近は車高が上がっているクルマにグッときてしまう。
コロナ、災害、そして”ヒロシです”による価値感の変化なのでしょう。
装着に際してのちょっとした注意点をご案内します。
まずフロントの純正サスペンションにスペーサーを装着。
その際、こういう形状のスパナを用意しておくとラクです。
キャンバー調整ができる長穴仕様。
リフトアップした場合、1度ちょっとポジティブキャンバーになってしまうのを補正。
完成。
ではありません。大変なのはココから。
根気と技術と経験に自信が無い場合は、プロショップに頼むのが無難。
というくらい、サスペンションを戻すのが大変。
あらかじめスタビライザーを緩めておいてください。
これを忘れると「無理ジャン!」となってしまいます。
リフトアップすると、キャンバーだけでなくキャスターも変化します。
キャスターは純正トーロッド調整で補正。
一人よりも二人でやったほうがやっぱりラク。
一人DIYはおススメしません。
フロントストラットはこんな感じになります。
リアにはこのアダプターと調整スペーサーをスプリングに挿入します。
なお、超ベテラン営業マン(巨大文鎮)が、仕事をしているフリをしてくれてます。
リアも二人だとラク。
黒の積層プレートで車高を微調整。
2WDと4WDはリアのレバー比が違います。
4WDに全スペーサーを入れると超ケツ上がりになりますので一枚抜きがベストかも。
完成
工場が忙しそうなので、暇なワタシはサクシード用アッパーマウントのネジチェックをお手伝い。
サクシードの純正プレートを当てて、1つずつ検品します。
この形になるまでにレーザー抜き、面取り、ボルト打ち込み、バレル加工、ショット、溶接の工程。
今、ネジチェックしたので、これからカチオン塗装。
この部品だけでも4社で作り上げています。一ヶ月かかってしまうのは仕方ありません。
開発を始めると、社内のクルマ好きがわらわらと集まり雑談開始。
開発車両を肴に雑談。
新製品、コスト削減方法、活気的なアイデアが何度もここから生まれてきました。
リモートワークがもてはやされるコロナ渦ですが、こればかりは替え難い。
なんだかんだで一日がかり。
ラテラルロッドとリアバンプラバーも採寸しましたので、こちらもまもなく開発開始。
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/footwork/footwork_lateral
http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/footwork/footwork_bumpr
サクシードは4WD用が来月上旬より発売開始。
タフトは今しばらくお待ちください。
ここからはまったく本題に関係ないくだらない話です。
7年前からヘアサロン通いをやめ、自分で髪をカットしてきました。
予約すると日時の予定を拘束されるし、定刻にいっても長時間待たされることが多い。
イケメン店員さんに近づかれることは、不細工な中年オッサンにとっての羞恥プレイ。
SONY XPERIA購入資金稼ぎも兼ねてセルフカットに手を染めました。
赤ちゃん用の髪の毛トリマー(600円くらい)で数分。こりゃラクだ!
全体を一定の長さにトリムするだけなので、大失敗も無し。
ところがこの夏、あまりにも暑く、短髪にトライ。
「後頭部、病気で剥げてきた老犬みたい(爆笑)」
といわれ、慌ててリーズナブルな散髪屋さんに。
ヘアサロンは7年間行っておらず、散髪屋さんなんて小学校以来。
ドキドキです。
終わってみれば、こりゃ最高!安い、早い!予約も不要。
イケメン店員さんと並ぶ恥辱プレイもなく、服装も会社の仕事着でOK。無駄なオシャレ会話も不要。
髪型はストリートファイターIIのガイルになりましたが(笑)
ヘアサロン通いをやめた一番の理由は、若い見習いさんが叱責される姿。
優しく親切でオシャレな店長やチーフが、突如声色を変えて指導する声と姿に耐えられなかった。
数店舗ヘアサロンを変えましたが、大なり小なり同じ光景。その声が洩れ聞こえただけでも悲しい。
当社も景気の良かった昔は、上司が怒鳴るなんて当たり前でした。学校では体罰が普通。
そういうことに慣れている世代ですが、少なくともワタシは叱責されるのも、するのも嫌。
最近でこそ殴る親は激減しましたが、怒鳴るくらいは当たり前。
怒鳴ってしまう本当の理由は、ラクで手っ取り早いから。口を動かすだけでいい。
本当に子どもの成長を考えているなら、怒鳴る以外の方法が必要。
欧米では、ほとんどのキリスト教徒が礼拝に行きます。年齢制限は無いので赤ちゃんも幼児もいます。
静まり返った堂内で赤ちゃんがぐずったり、子どもがウロウロしたり大声を出し始めたら、日本なら
「シーーーーーッっ!静かにシテ!」
と親がでっかい声で叱責することが多い。結局、口先だけ。
留学時代、この教会に通い驚愕したのは、小学生以下の子どもたちが礼拝中、とても行儀が良かったこと。
その秘密は、赤ちゃんが「おぎゃ」と言うと、抱っこして退出。落ち着いたら戻り、泣きかけたら外へ。
極暑、豪雨、極寒の季節でも同じことを何十回、何百回と親はニコニコしながら繰り返す。まさに忍耐。
生まれたときからコレを繰り返すことで、公共マナーを愛情で伝える。まさに人を育てる極意。
アメリカ人が子どもの頃から自分のことを主張できるのは、恐怖で押さえつけられていないから.
そう思わずにいられませんでした。
そして子育てに限ったことではなく、会社の中でも同じだと思うのです。
戦艦大和の山本五十六艦長のリーダーとして有り方にもその精神性を感じます。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
叱責どころか殺すほどの暴力すらOKの時代に、こんなヒトがいたことに畏敬の念を覚えます。
当社も時代や価値感の変化と共に、会社の有り方を変える努力しています。
真夜中まで残業すれば「がんばっている」といわれれた時期も有りましたが、来年には18時終業。
土曜日の営業はすでに廃止。
もちろん、各部署の代表には理解をいただいたうえ、新商品開発会議だけは午前中だけ開催。
コレが無いと新商品が生まれないですから。
商品は時代にあったもので無ければ受け入れられません。
そして商品を作るのは社員であり、商品は社員の状態を映す鏡。
時代にあった環境づくりで、安心して働ける環境でなければ、良い製品は生まれないと考えています。
コロナで営業に出れず、うまい醬油ラーメンが食べれないのは、働く環境の劣化ダ!
ハイカラもずっと我慢しているよなァ…
でも、一番欲しいのは!
やっぱ、パヤヤ~ン!
いつも楽しく見ています。
タフトの試作品の値段はどのくらいですか?
もうすぐ納車になると思うのでとても楽しみです。
青木一也さま
コメントありがとうございます!
うらやましい、あの大人気タフト(一部では受注停止)をもうすぐ手にされるのですね!
部品構成的にはすでに発売中のロッキー/ライズとほぼ同等なので、¥39,800(税別)あたりだと思います。
ただ、量産品は一箇所問題があり、ヘタすると年末になりそうです。
それでは楽しみにしてくださっている方々に申し訳ないということで、現在、純正部品を加工流用した試作品と同じものを手配しております。
基本的には¥39,800を狙っております。
そこから多少の前後を考慮していただけると安心です。
よろしくお願いいたします。